ユーザー車検 手順(4) 検査を受ける



私の行っている所沢自動車検査登録事務所の説明のみです。
他の陸運支局でユーザー車検を試みる方はその場所や、検査
の方法をを調べて下さることをお勧めします。

所沢自動車検査登録事務所の案内

Aのたてもの。
代書屋さんがあります。
重量税などはここで納め、
すべての書類をそろえます。
Bのたてもの。
ここで受け付けを行い、
次の検査場へ。

最後に車検証を発行
してくれるのもここです。
検査場。
オートバイは
奥の1番ラインで
検査を受けます。



検査の内容


検査は下の様なラインで行われます。

フロントブレーキ、リヤブレーキ、と光軸の検査をするラインです。
それぞれ上に付いている電光掲示板の指示に従いオートバイの
操作を行います。

全体の様子(所沢ではオートバイはスピードメーターの検査はありません)
また、この検査の後、(時にはこの検査の前)に検査官による灯火類の
検査と、各部の検査などを行います。


フロントブレーキの検査

特に注意する事は、電光掲示板で最初「ブレーキをはなす」と指示が出ます。
この時、ブレーキレバーに指をかけていて、少しレバーが引かれている状態
ですと、機械がブレーキの引きずりと判定し×(バツ)が表示されます。あくま
でも、ブレーキをかけていない状態。。。。ブレーキレバーを完全に開放してお
いて電光掲示板の「ブレーキをかける」の指示でブレーキレバーを握るように
して下さい。○(マル)のサインがでたら、次のリアブレーキの検査です。


リアブレーキの検査

フロントブレーキと同様に行って下さい。




光軸の検査

次の光軸の検査では、横に引かれた白線にオートバイを止めると、ヘッドライト
テスターがするすると縦の白線上にやってきます。この機械が光軸を検査します。

光軸の検査は、まず、ヘッドライトをハイビームで点灯し、白線の上(特にオートバイ
とヘッドライトテスターの距離を示す横の白線)にキチッとオートバイを止める事が
大切です。また、バッテリ-の無いオートバイなどでは、アイドリング状態では光量
が不足しがちですので、ある程度エンジン回転を上げてヘッドライトを明るく保って
みて下さい。実際には光軸の角度は分かりにくいので、検査を受ける前に近くの
整備屋さん(テスター屋さん)で調整してから検査を受ける方法もあります。





検査官による各部の検査

この後、検査官により、各部のチェックが行われます。
おおよそ、いままでの経験では下のような箇所をチェック
します。この時に検査官はあなたのチェックした「定期点検
整備記録簿」と実車を照らし合わせて、検査を行います。

検査官の方はさすがはプロです。オートバイにはかなり詳しい人たち
です。この検査の時に、あなたの整備記録簿のチェックの仕方が
見られます。また、ハンドルバーなどを純正でないものなどに交換
していたりすると、検査官によっては、メジャーを持ってきて測ったり
します。まぁ、せめて人の迷惑にならない程度のオートバイで安全
に走ってもらいたいという検査官の方々の思いなのでしょうか?

私も賛同いたします。




以上の検査に合格したら、最終的に検査場の出口付近の検査官
の詰め所(四輪ラインと二輪ラインの間のところにある)に行き
自動車検査票に印を押してもらいます。そしてその書類を
最初に行った受付(Bのたてもの)に行き、窓口に提出
すると、すぐに新しい車検証と、ナンバープレート
に貼り付けるシールを発行してくれます。
以上、時間にして約20分程度です。

もし、検査項目の一つでも不合格があった場合は以下のようになります。
例えば一つ不合格項目があったとしますと、その項目以外は全て検査を
受けます。そしてやはり最後に検査官の詰め所で印をもらいます。
これは、その日一日は合格になった項目は有効ですという
意味です。ですからすべての検査を終わらせて、その後
テスター屋さんで調整してきて、また検査ライン
に入り、今度はその不合格項目のみを
検査して、これで合格になれば
車検証を発行して
くれます。

特に初めてユーザー車検を行う方や、あまり慣れていない方であれば、
午前中の予約をして、時間にゆとりを持ち、検査のときなども落ち着いて
行動することが大切と思います。



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